GENE95 辞書

このページでは、Kurumi さんが作成された辞書データを、作者の許可を得て再配布しています。

Kurumi さんの連絡先についての問い合わせを頻繁に受けますが、 私(土屋)も現時点での連絡先は分かりません。 私が再配布の許諾を受けた1998年当時は、Nifty のアドレスで連絡が可能でした。

以下は、KurumiさんによるGENE辞書の解説です。


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**                  GENE95辞書について                                  **
**                                    By Kurumi (GGD00145)              **
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GENE辞書をダウンロードしていただき有り難うございます。いろいろな試行錯誤を
経ながら、GENE辞書の方向性がやっと自分の中で明確になったため、今回はもう一
度GEN95として全データをアップすることにしました。今後、GENE辞書は、自分自
身の勉強を兼ねて、現代事典的な要素を加味しながら、用語・説明・用例ともに充
実したものにしていきたいと考えています。

今回のGENE95の収録語数は、57,350語ほどです。BDIC95から重複を削除し、用例を
一新して、表記の統一を行っています。また、現代事典的な味付けとして、今回は、
"世界(というよりは"米語圏")から見た日本"という観点から用例を収録しました。
身近な話題からアプローチするというのは、英語のもつニュアンスや表現方法を知
る上で有意義ではないかと思います。

収録されているGENE95辞書はDOSテキスト形式になっていますが、このFWINFフォー
ラムのライブラリ2番にアップロードされているTaNさん作のPDICW用の区切り形式
になっているため、PDICWで使用することをお薦めします。

おそらく、PDICWに出会わなければ、このような辞書を作る気にはならなかったの
ではないかと思います。素晴らしいソフトを手掛けているTaNさんに感謝します。

	*** なお、このGENE辞書は、同じくKurumiがアップしている ***
	*** TERM辞書とはまったくカバー範囲が異なります。   ***

■ 使用方法

LHAで解凍した後のGENE95辞書は、PDICテキスト形式になっています。このためエ
ディタなどで簡単に参照・加工できるのですが、便利さ・スピードなどを考えると、
PDICWで使うことをお薦めします。実際にPDICWで使うには、辞書のコンバート機能
を使ってPDIC辞書形式に変換する必要があります。詳しくは、PDICWのヘルプを参
照してください。

これまでのGENE95辞書(単行本の「電索辞典」に収録されている辞書、または
BDIC95とBDIC_UPのファイルを結合することによって得られた辞書)を変更を加え
ずにそのままお使いの方は、この新しいGENE95辞書に置き換えてください。変更を
加えている方は、いったん新しいGENE95をPDIC形式にしてから、差分を取るなどの
方法で、その変更を新しい辞書に反映させてください。差分を取る方法などは、
PDICWを参照してください。

■  GENE作成時の主なガイドライン

GENE辞書を作成するにあたっては、以下のガイドラインを採用しました。

・ 可算(countable)名詞かそうでないか紛らわしいときは、[日本語訳]欄の先頭に
(a 〜)または(an 〜)を入れる。また、定冠詞については、同様に[日本語訳]欄の
先頭に(the 〜)を入れる。

・ 使い方が難しい用語については、できるかぎり、使い方がはっきりと解るよう
な用例を入れる。

・ 訳語自体が難解と思われる場合は、できるかぎり、その説明を入れる。

その他、こうしたらもっと使い易いのではないか、あるいはこんな情報があれば、
というご意見があれば、Kurumiまでメールでお知らせください。


■ 単行本「電索辞典」(技術評論社刊)について

GENE95辞書は、上記単行本に収録されています。CD-ROMとディスク、小冊子付きで
す。小冊子の内容は、"いかに自分なりの辞書を作るか"がテーマです。もし、興味
がございましたら、ぜひ頁をめくってみてください。(宣伝してしまったブヒブヒ...
(^^;)

単行本の印税の一部は、FENGフォーラムなど辞書データの入力編集に携っている方々
への感謝の気持ちから、独断と偏見で最も役立てていただけそうなところに寄付さ
せていただいています。初版の印税は、下記に寄付させていただきました。

神戸大学学生震災救援隊
〒657 兵庫県神戸市灘区鶴甲1-2-1
TEL/FAX: 078-881-4755

当初、上記単行本には、「震災にあわれた方が、この本が出るまでには、気持ちの
落ち着ける場所に移られていることを祈ります」と書くつもりだったのですが、ま
さか4月に入っても、避難所生活ということはないだろうと考えて削除しました。
しかし、これはとんでもなく甘い考えだったようです。救援隊の方からいただいた
電話によれば、多くの人がまだ避難所生活をしており、ビニールシートが傷んで、
交換時期にきているとのことでした(5月末時点)。寄付は、ビニールシートの購入・
運搬に役立てたいとのことです。

神戸大学学生震災救援隊は、救援隊通信というニュースレターを発行しており、妻
が衣類などを送らせていただいてからは、私の家にも毎月届けられてきます。学生
の方ばかりでなく、社会人の方も参加されているようです。関心のある方は、連絡
してみてください。

■ GENE辞書の今後

GENEは、FENGフォーラムなどにアップされているデータを基に出来上がったBDIC95
の全内容を吸収し、発展解消させた辞書です(FENGで辞書データの入力・編集に携
われている皆さん有り難うございました)。今後は、日本語訳や用例にいろいろな
説明を加えることによって現代事典的な味付けをしながら、アップデートし続ける
予定です。ごく限られた分野になるでしょうが、GENE辞書を利用することによって、
現代世界で話題になっていることを浮かび上がらせ、皆さんにバックボーン的な情
報を提供できるところまでいければ、と考えています。

GENE辞書の名前は実際には何でもかまわないのですが、表記との整合性をもたせる
ためGENExx.DIC (xxは年度)にした方が混乱が少ないと思われます。

■ 内容の校正について

GENE辞書の内容は、現状、用語を自分で打ち込んでいきながら、スペルを確認する
という方法をとっています。現在、一太郎の文章校正機能を使って一部をチェック
していますが、すべてをチェックするまでにいきません。また、一太郎の辞書に登
録されていない単語も多く、現実には、自分の目を信じるしかないのが現状です。
誤りなどにお気付きになりましたら、メールをくだされば幸いです。


■ 参考資料などについて

− 用例について

単行本・雑誌・新聞・パンフレット・広告などの文章を引用させていただいていま
す。原文のままのものは、出典を明示しましたが、少し文章に変更を加えたものに
ついては、変更によって誤りなどが含まれる可能性もあるため、あえて出典を明示
しませんでした。引用あるいは参考にした文章は、判り易さや的確さ、視点の良さ
などを基準に私自身が気に入った文章を選択し、あくまで文例の目的で利用させて
いただいていることをご了承ください。

・ "Delta of Venus - Erotica" by Anais Nin (Bantam edition, 1978)
・ "Thy Neighbors Wife" by Gay Talese (Dell Publishing Co., Inc., 1982)
・ "Kaisha - The Japanese Corporation" by James C. Abegglen and George
    Stalk Jr. (Tuttle edition, 1987)
・ "Britain Explored" by Paul Harvey and Rhodri Jones (Eichosha Co.,
    Ltd., 1992)
・ "Survival English" by Peter Viney and John Curtin (Heinemann English
    Language Teaching, 1994)
・ Newsweek (Newsweek, Inc.)
・ Asiaweek (Asiaweek, Ltd.)
・ The Japan Times (The Japan Times, Ltd.)
・ Time (Time Inc.)
・ Life (Time Inc.)
・ Byte (McGraw-Hill, Inc.)
・ AMPO (Pacific Asia Resource Center)

その他、メーカーなどのマニュアルやパンフレット類を参考にさせていただいてお
り、そのまま原文掲載したものについては、メーカー名を明示させていただいてい
ます。

− 辞書について

普段使用している辞書・辞典類には、以下のものがあります。

・ハンディ版Longman Dictionary of Contemporary English(桐原書店刊)
・ランダムハウス英和大辞典(小学館刊)
・研究社 新英和辞典(研究社刊)
・リーダーズ英和辞典(研究社刊)
・パソコン新語辞典95年版(日経BP社刊)
・情報・通信新語辞典95年版(日経BP社刊)
・経済新語辞典95年版(日経BP社刊)
・Webster's New World Dictionary
  (William Collins + World Publishing, Co., Inc.刊)
・ステッドマン医学大辞典[改訂第2版](メジカルビュー社刊)
・Longman Language Activator(Longman Group UK Ltd.刊)
・Jargon(Peachpit Press, Inc.刊)
・Longman Illustrated Dictionary of Computing Science
 (Longman York Press刊)
・Jargon File 3.0(PDS, Current editor: Eric Raymond-san)
・マイクロソフト コンピュータ用語辞典[第二版](アスキー出版局刊)
・経済用語辞典(富士書房刊)
・最新英語情報辞典 第2版(小学館刊)
・コンサイス時事英語辞典(三省堂刊)
・トレンド日米表現辞典(小学館刊)
・Word's Word(同朋社出版刊)
・英語図詳大辞典(小学館刊)
・電気電子用語事典(オーム社刊)
・インターネット用語集(共立出版刊)

著作権・配布など

いろいろなものを参考にして出来上がった辞書ですが、PDSではありません。著作
権を保有します。もし気に入られて、他のネットなどにも配布したいという方、あ
るいは個人的な使用以外の目的に使用したいという方は、ご一報願えれば幸いです。
営利目的であるか否かを問わず、印刷物にして配布することは禁止します。


						Kurumi (NiftyID: GGD00145)

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