Namazu-devel-ja(旧)


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Re: (VPATH) nmz/i18n.h:8: libintl.h: No such file or directory



竹迫です。

From: "藤原 誠 / Makoto Fujiwara" <makoto@xxxxx>
Sent: Wednesday, September 05, 2001 3:40 PM
> VPATH の機能を使って configure したとします。
> ../../making-src/namazu-2.0.7pre1/configure --with-included-gettext
> (2.0.7pre1 で試していますが、それに限った話ではないと思います。)
> すると、次の「問題症状」に書いてあるような問題が起きます。

確かにその通りですね。

以前、そのようなことを namazu で試した結果、うまくいかなかったので、
そんなものなのかな?と思って、それ以上突っ込んでいませんでした。(^^;

私の所属している研究室では、SGI IRIX, Solaris, Linux の各クライアント
にて、NFS でファイル (ユーザのホームディレクトリ等) を共有しているので、
./configure を実行する場所をソースディレクトリではなく、別々のサブディ
レクトリにして実行すると、異なるターゲットのバイナリが簡単に生成できる
ので、非常に便利になります。あと、Makefile.am がうまく作られていると、
ソースディレクトリに全く影響を与えることがないので、とても重宝します。

From: "藤原 誠 / Makoto Fujiwara" <makoto@xxxxx>
Sent: Monday, September 10, 2001 12:38 PM
> > VPATH の件です。
> > make check はちょっと悲惨な気がします。例えば
> > それでもお前やるのかっていう感じがしないでもないです。
> などと書きましたが、一応作って見ました。

この藤原さんのパッチですが、CVS の stable-2-0 にパッチを当てて、
autogen.sh && make dist して archive を作って、Red Hat 7.1J の
手元の環境で試してみました。

  $ gzip -dc namazu-2.0.7pre2-vpath.tar.gz | tar xvf -
  $ mkdir work
  $ cd work
  $ ../namazu-2.0.7pre2-vpath/configure
  $ make
  $ make install

とした後に、make check すると、

===================
All 40 tests passed
===================

となりますが、make install を行わないで make check をすると、

Can't locate util.pl in @INC (@INC contains: ../filter ../pl /usr/local/
share/namazu/pl . /usr/lib/perl5/5.6.0/i386-linux /usr/lib/perl5/5.6.0 /
usr/lib/perl5/site_perl/5.6.0/i386-linux /usr/lib/perl5/site_perl/5.6.0 
/usr/lib/perl5/site_perl) at ./mknmz line 346.

というメッセージが出て、

=====================
28 of 40 tests failed
=====================

となります。

また、細かいことになってしまいますが、

> --- namazu-2.0.7/nmz/Makefile.am 2001/09/07 07:59:10 1.1.1.1
> +++ namazu-2.0.7/nmz/Makefile.am 2001/09/07 08:07:14
> @@ -18,7 +18,7 @@
>         -DHAVE_SUPPORT_H -DNO_ALLOCA \
>         @DEFS@
>  INCLUDES = -I$(srcdir) -I.. -I$(srcdir)/../lib -I$(srcdir)/../src \
> - -I$(srcdir)/../intl -I$(srcdir)/../nmz
> + -I$(top_builddir)/../intl -I$(srcdir)/../nmz

{nmz,src}/Makefile.am の修正については、安部さんが CVS に commit されて
いるように、-I$(srcdir)/../intl → -I$(top_builddir)/intl と変更するのが
正解だと思います。(通常は top_builddir = ../ となっているので、)

安部さんの修正が含まれている namazu-2.0.7pre2.tar.gz については、
../namazu-2.0.7pre2/configure --with-included-gettext && make と
make install が問題なく行えることを確認しています。

# make check の結果は、28 of 40 tests failed でした。

あと、tests/mknmz-12 に関してですが、

> +# to refer ../filter for VPATH env
> +if test  !    -r ../filter/html.pl; then
> +   ln -s $srcdir/../filter/html.pl    ../filter
> +fi
> +if test ! -r      ../filter/gfilter.pl; then
> +    ln -s $srcdir/../filter/gfilter.pl ../filter
> +fi

make check を通すためだけに、こういうことをしてしまうのは
ちょっと一時しのぎの場当たり的すぎないかな?と思いました。

make check が全部通らないのは、cygwin 環境も同様なので、(^^;
個人的には bug fix リリースを優先して、make check に
ついては、もう少し時間をかけて整備したいと思っています。

以上、試用結果のご報告でした。

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  広島市立大学 情報科学部 情報機械システム工学科 知能ロボット講座
     竹迫 良範 <takesako@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx>