Namazu-devel-ja(旧)
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コンパイルする上での補足事項
- From: Tadamasa Teranishi <yw3t-trns@xxxxxxxxxxxxxxx>
- Date: Mon, 05 Apr 2004 01:33:40 +0900
- X-ml-name: namazu-devel-ja
- X-mail-count: 04036
- References: <40703324.6D9A894@asahi-net.or.jp>
寺西です。
namazu 2.0.13RC3 をコンパイルする上での補足事項を簡単にまとめて
みました。
Namazu をコンパイルするための一般的な流れ:
A. Perl 5.004 以降をインストールしてください。
B. 必要に応じて GNU make をインストールしてください。
C. NKF (1.71 か 1.9 + 全角パッチ か 2.04 以降)をインストールして
ください。(ja)
必要に応じて NKF Perl モジュールをインストールしてください。(ja)
D. KAKASI をインストールしてください。(ja)
E. 必要に応じて Text::KAKASI をインストールしてください。(ja)
F. 必要に応じて GNU libiconv をインストールしてください。
G. 必要に応じて GNU gettext 0.13 以降をインストールしてください。
H. Namazu 同梱の File::MMagic 1.20 以降をインストールしてください。
I. Namazu をコンパイルしてください。
備考:
- ja の部分は、英語環境で使用する場合は省くことができます。
- config.h に #define ENABLE_NLS 1 が含まれていない場合は、
英語以外のメッセージを表示することができません。
この場合は、GNU gettext をインストールしてください。
2.0.12 までは intl が含まれていましたが、2.0.13 以降は
削除されました。
<<<環境別コンパイル方法>>>
A. Solaris
1) GNU gettext 0.13 以降をインストールしてください。
ここでは /usr/local にインストールしたとします。
2) ./configure --with-libintl-prefix=/usr/local
として、libintl の場所を指定します。
3) make clean; make
備考: Solaris gettext は利用できませんので、GNU gettext が
必要になります。また明示的に libintl を指定しなければ
なりません。
B. Mingw
1) GNU gettext 0.13 以降をインストールしてください。
ここでは /mingw にインストールしたとします。
2) ./configure --with-libintl-prefix=/mingw
として、libintl の場所を指定します。
3) make clean; make
C. Mac OS X
1) GNU gettext 0.13 以降をインストールしてください。
ここでは /usr/local にインストールしたとします。*1
2) ./configure --host=powerpc-apple-bsd
として、host を指定します。
3) make clean; make
D. EWS4800
1) GNU gettext 0.13 以降をインストールしてください。
ここでは /usr/local にインストールしたとします。*1
2) env CC="/usr/abiccs/bin/cc" LDFLAGS="-L/usr/ucblib -lucb"
./configure
コンパイラと libucb のリンクを明示的に指定します。
3) make clean; make
※ gcc を使う方が良いかもしれません。(未確認)
E. その他
1) GNU gettext 0.13 以降をインストールしてください。
ここでは /usr/local にインストールしたとします。*1
2) ./configure
3) make clean; make
*1 これらの環境では、/usr/local に GNU gettext をインストールして、
他に GNU gettext をインストールしていない場合に限り、次のステップの
configure で libintl の場所を指定する必要はありません。
ただし /usr/local 以外にインストールした場合などは、
--with-libintl-prefix でパスを明示的に指定してください。
<<<make check での注意>>>
A. touch に -r オプションのない環境(Sun他)
make check 時に
usage: touch [-amcf] file ...
のようなメッセージが出た場合は、touch が -r オプションをサポートして
いない環境かもしれません。
1) GNU touch あるいは -r オプションのある touch コマンドのパスを
優先します。
ここでは /usr/bin/touch とします。
2) env PATH="/usr/bin:$PATH" make check
のように -r オプション付 touch のあるパスを一時的に前に持ってくる
等をしてください。
B. 日本語メッセージを表示するには
.mo ファイルを所定の場所に置く必要があります。簡単な方法は
Namazu をインストールすることです。
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寺西 忠勝(TADAMASA TERANISHI) yw3t-trns@xxxxxxxxxxxxxxx
http://www.asahi-net.or.jp/~yw3t-trns/index.htm
Key fingerprint = 474E 4D93 8E97 11F6 662D 8A42 17F5 52F4 10E7 D14E