Panasonic Let's Note CF-R4 に Debian をインストール

Last Updated at $Date: 2010-03-02 13:51:20 $.

注意事項
目次

作業日誌

(2005年〜)
2009年3月3日

b-mobile 3Gを使えるようにしようとして四苦八苦. 参考情報は,以下の2サイト. (追加情報も参照されたし.)

特に,後者の Mac での設定が参考になる.

  1. 開通手続き.
  2. bmobile3g パッケージをインストールする.このパッケージには,usb_modeswitch バイナリや udev の設定ファイルなどの必要品一式をまとめてある.
  3. APNを設定する.
    • 簡単にやるには,一度,Windows 上で b-mobile 3G を使えばよい.
    • Linux 上のみでやるには,kermit を使って /dev/ttyUSB0 につなぐ.
      1. ATZ コマンドを送って初期化する.
      2. at+cgdcont=1,"IP","dm.jplat.net" コマンドを送って,APN を登録.
      3. AT&W コマンドを送ってレジスタ内容を保存しておく.このステップは不要かもしれない.
  4. 接続設定を作成する.「b-mobile3G Mac で利用する方法」の記述に従い,普通の接続として作成する.
2009年3月2日

lenny に移行.

2008年12月26日

Etch-and-a-half に移行.linux-2.6.24 を使うようにすると,以下のようなエラーが出力されて hwclock が動かないようになった.

select() to /dev/rtc to wait for clock tick timed out

/etc/default/rcSに以下のように書くと回避できる.

HWCLOCKPARS=--directisa
2006年12月26日

Etch に移行.X の描画が高速化されて,かなり良くなった. ただし,日本語入力環境で以下のようなトラブルが起きた.


初期設定


電源管理

サスペンド

以下の手順で Suspend-to-RAM(S3) は利用できるようになった.

  1. backports.org から,linux-image-2.6.16-1-686 をインストール. grub も backports.org のものに更新する必要があるので注意.
  2. /boot/grub/menu.list を編集して, kernel の起動時パラメータ(kopt の行)に以下を追加.
    acpi_sleep=s3_bios
    追加したら再起動.このパラメータを指定すると, resume 時に BIOS のディスプレイ初期化ルーチンを無理やり呼び出すことによって, ディスプレイを再初期化するようになる.詳細は,kernel に付属してくる Documentation/power/video.txt を参照.
  3. 再起動後,以下のコマンドで正常に suspend できることを確認.
    # echo mem >/sys/power/state
    ここで,/sys/power/state に書き込む文字列は,kernel source で定義されている. 定義されている文字列は, kernel に付属している「電源管理インタフェース」に説明がある.

しかし,Suspend-to-Disk(S4) はまだ実現できていない. ソフトウェアサスペンドも動いていない. なお,電源管理状態(S3,S4 など)の詳細については, kernel に付属している「システム電源管理状態」を参照.

省電力

バッテリー動作時間を延ばすには, 負荷状態に応じて CPU のクロックを変更するように設定するのが有効なので, 以下のように設定.

  1. /etc/modules に,以下の3つのモジュールを追加する.
    speedstep-centrino
    cpufreq_powersave
    cpufreq_userspace
    
    再起動するか,modprobe コマンドで手動で組み込む.
  2. 以下のコマンドで,現時点の CPU の動作周波数が調べられることを確認する.
    # cat /sys/devices/system/kernel/cpu/cpu0/cpufreq/cpuinfo_cur_freq
  3. 負荷に応じて CPU の動作周波数を調整するデーモン cpudyn を導入.
    # apt-get install cpudyn
    
  4. /etc/default/cpudyn に次の2行を追加して,ハードディスクのアクセスを停止するようにする.
    TIMEOUT=20
    DISKS=/dev/hda
    

画面切り替え用キーなどの設定

最初,Panasonic Hotkey Driver からダウンロードしたドライバ(pcc-acpi-0.8.2)を利用しようとしたが, linux-2.6.16 には対応していないらしく,うまく動かなかった. 横田さんがメンテナンスしているドライバ(pcc-acpi-0.8.2-hy20060328)は, より新しい kernel もサポートしているようだ.

まず,pcc_acpi ドライバをインストール. 事前に,現用中の kernel に対応する header パッケージもインストールしておくこと.

wget http://www.netlab.is.tsukuba.ac.jp/~yokota/archive/pcc-acpi-0.8.2-hy20060328.tar.gz
tar xzf pcc-acpi-0.8.2-hy20060328.tar.gz
cd pcc-acpi-0.8.2-hy20060328
make
sudo make install

このドライバをインストールすると,ホットキーを押した event が acpid 経由で通知されるようになる. 実際の処理(音量調節やサスペンド処理など)は全て,acpid に登録された helper script が行う. そういうわけで,helper script も横田さんのページから貰ってきて,適当に調整してインストールしておく.

/etc/default/acpid を編集すること.

無線 LAN の設定

linux-2.6.16 には,最初から ipw2200 のモジュールが同梱されているので, firmware をダウンロードしてきて, /usr/lib/hotplug/firmware/ 以下に展開すると,とりあえずデバイスは認識できるようになる.


X 環境の構築

Section "Module"
	Load	"synaptics"
EndSection

Section "InputDevice"
	Identifier	"Configured Mouse"
	Driver		"mouse"
	Option		"AlwaysCore"
	Option		"Device"		"/dev/input/mice"
	Option		"Protocol"		"ImPS/2"
	Option		"Emulate3Buttons"	"true"
	Option		"ZAxisMapping"		"4 5"
EndSection

Section "InputDevice"
	Identifier	"Configured TouchPad"
	Driver		"synaptics"
	Option		"CorePointer"
	Option		"Device"		"/dev/input/mouse0"
	Option		"Protocol"		"auto-dev"
	Option		"SHMConfig"		"on"
	Option		"ZAxisMapping"		"4 5"
EndSection

Section "ServerLayout"
	Identifier	"Default Layout"
	Screen		"Default Screen"
	InputDevice	"Generic Keyboard"
	InputDevice	"Configured Mouse"
	InputDevice	"Configured TouchPad"
EndSection

SDメモリカードの設定


VMware の設定


サウンド


TeX 環境の構築


SDカード


設定ファイル集


リンク集


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