TOSHIBA Dynabook SS RX2 に Debian をインストール

Last Updated at $Date: 2011-12-07 07:04:42 $.

注意事項
目次

作業日誌

(2010年〜)
2010年3月4日

作業開始.

2010年3月7日

Buffalo の NAS に付いてきている「PC連動AUTO電源機能」の正体は Wake-on-LAN だった.よって,magic packet を送信すれば,Linux からでも NAS の電源を入れることができる.手順は以下の通り.

# apt-get install wakeonlan
# ping [NASのIPアドレス]
# arp -a
# wakeonlan [NASのMACアドレス]

このパケットだが,20秒毎とかに何度も送らないといけないという情報があった.なるほど,確かに一度送っても,しばらくすると自動的に電源が落ちる.Windows/Mac 環境の場合は,このパケットは NASNavigator というソフトウェアが送っているらしいので,NAS を参照する全ての Windows マシンに NASNavigator をインストールしておく必要があるわけだな.

2011年6月10日

Squeeze の gdm3 のログイン画面では,ユーザリストが表示されて,そこからユーザを選択する形式になった. セキュリティ的に趣味に合わないので,以下の設定を行って,ユーザ名を入力するように変更した.

--- /etc/gdm3/greeter.gconf-defaults.dpkg-dist	2011-02-19 21:22:22.000000000 +0900
+++ /etc/gdm3/greeter.gconf-defaults	2011-06-10 10:35:33.000000000 +0900
@@ -15,7 +15,7 @@
 #/apps/gdm/simple-greeter/banner_message_enable		true
 #/apps/gdm/simple-greeter/banner_message_text		Welcome
 #/apps/gdm/simple-greeter/disable_restart_buttons	false
-#/apps/gdm/simple-greeter/disable_user_list		false
+/apps/gdm/simple-greeter/disable_user_list		true
 
 # The lower panel doesn't work with the compositor
 /apps/metacity/general/compositing_manager		false
2011年12月7日

VMware player をインストールしているときに,cups の security upgrade を適用しようとすると,insserv がエラーを出してしまう.

insserv: warning: script 'K01vmware' missing LSB tags and overrides
insserv: warning: script 'K08vmware-USBArbitrator' missing LSB tags and overrides
insserv: warning: script 'vmware-USBArbitrator' missing LSB tags and overrides
insserv: warning: script 'vmware' missing LSB tags and overrides
insserv: There is a loop at service stop-bootlogd if started
insserv: There is a loop between service stop-bootlogd and mountnfs if started
insserv:  loop involving service mountnfs at depth 7
insserv:  loop involving service nfs-common at depth 6
insserv: There is a loop between service stop-bootlogd and checkroot if started
insserv:  loop involving service checkroot at depth 4
insserv:  loop involving service hwclockfirst at depth 3
insserv:  loop involving service fuse at depth 12
insserv: Starting vmware-USBArbitrator depends on stop-bootlogd and therefore on system facility `$all' which can not be true!
(略)
insserv: Starting vmware-USBArbitrator depends on stop-bootlogd and therefore on system facility `$all' which can not be true!
insserv: exiting now without changing boot order!

対策としては,VMware の掲示板の情報にしたがって,以下2つのファイルを作れば良い.


初期設定


インストール

  1. ESC キーを押しながら電源を入れる.
  2. 画面の指示通りに F1 キーを押し,BIOS 設定画面に入って,boot device の読み込み順序を変更し CD-ROM を優先するようにする.
  3. 武藤さんの Backported debian installer を使ってインストール. 私の場合は lenny-custom-0627.iso を使った.
  4. 通常の curses ベースの installer でインストールしようとすると,installer が立ち上がらない(kernel の読み込みが終わったところで止まってしまう).逆に,graphic installer を使った方が良い.

インストール後の第1印象は,本当に静か.SSD モデルを買ったので,ディスクの回転音がまったくせず,ビックリ.しばらく使っているとファンの音がすることに気づいたくらい.


電源管理

省電力

バッテリー動作時間を延ばすには, 負荷状態に応じて CPU のクロックを変更するように設定するのが有効. かつては,speedstep-centrino などの kernel モジュールを読み込むように /etc/modules に手動設定した上で, cpudyn などのデーモンをインストールする必要があった

今度は,何もしなくても良いみたいだ.ただ,Let's Note CF-R4 と比較するとあまりにもバッテリがもたない.公称7時間が2時間しかもたないってどういうことだ?(購入直後だからバッテリも劣化していないのに) powertop で調べてみても,特に怪しいプロセスは存在しないのだが…

ThinkWiki の省電力に関する記述は参考になりそう.
sudo hal-disable-polling --device /dev/cdrom

fan が回転し続けているのが駄目なのか? だとすると,fan の回転を止めるためには,

  1. パッチを適用して,
  2. toshset をインストールしてやる必要がありそう.

画面切り替え用キーなどの設定

何も設定せずに発表しようとしたところ敗退.久々に USB メモリのお世話になってしまった. ちょっと調べてみたところ「DynabookとDebianと外部ディスプレイ出力」「Ubuntuで外部ディスプレイを活用する方法」というページを発見.

  1. BIOS設定「Power On Display」は auto にしておく.上記ページの記述(LCD+Analog RGB)とは異なるが,選択肢がないのでやむを得ず.
  2. 利用できる解像度一覧を表示するには,単純に xrandr コマンドを実行すれば良い.
  3. 解像度を 1024x768 に変更するために,以下のコマンドを実行.
    xrandr --output LVDS1 --mode 1024x768 --screen 0 --auto
    
  4. プロジェクタをつないで,以下のコマンドを実行.
    xrandr --output VGA1 --mode 1024x768 --auto --same-as LVDS1
    
  5. プレゼン実施.
  6. プロジェクタを外して,以下のコマンドを実行.
    xrandr --output VGA1 --off
    
  7. 解像度を 1280x800 に戻すために,以下のコマンドを実行.
    xrandr --output LVDS1 --mode 1280x800 --screen 0 --auto
    

無線 LAN の設定

Dynabook SS RX2/T7G インストール情報にもあるように,Intel(R) Wireless WiFi link 5100 を使っている. これは,Lenny の標準カーネル 2.6.26 では認識できない

そういうわけで,Debian Wiki の iwlagn に関する記述にしたがって設定を実施.なお,本体右側に無線 LAN を物理的に on/off するためのスイッチがあるので,きちんと on にしておくこと.これに気づかずに暫くはまった.

network-manager-gnome をインストールしてやると,NetworkManager のアプレットから VPN の接続もできるようになる.ただし,どこかのネットワークにつないだ場合は自動的に vpnc を起動するというようなことはできなくて,自分で VPN 接続を開始する必要があるみたいだが….


b-mobile 3G の設定

Let's note CF-R4 の設定手順と同じ,というわけにはいかなかった.

  1. usb-modeswitch パッケージが sid に収録されていたので,lenny 用に backport した usb-modeswitch パッケージと usb-modeswitch-data パッケージを用意して,インストール.ここまでで,モデムを挿入したら,認識されるようになる.
  2. ところが,従来は /dev/ttyUSB0 だけが作成されていたものが,/dev/ttyUSB0 に加えて /dev/ttyUSB1/dev/ttyUSB2 も作成されるようになってしまった.今のところ原因不明.とりあえず,もっとも接尾番号の大きい /dev/ttyUSB2 を使うと通信できるようだ.

参考情報は,以下の2サイト.


X 環境の構築


TeX 環境の構築

以下のようなエラーが出たら,ghostscript-x パッケージをインストールすること.

gs: Unknown device: x11
gs: Unrecoverable error: undefined in .uninstallpagedevice
gs: Operand stack:
gs:     defaultdevice
xdvik: read_from_gs: Connection reset by peer

いろいろ

ドキュメントビューア(evince)で日本語PDFが文字化けする場合

大抵は,必要なデータファイルがインストールされていないことが原因. non-free が利用できるように設定した上で,poppler-data パッケージをインストールしてやれば良い.

apt-get install poppler-data
Adobe Reader
  1. 以下の記述を /etc/apt/sources.list に追加.
    deb http://www.debian-multimedia.org lenny main
    
  2. apt-get install debian-multimedia-keyring
  3. apt-get install acroread acroread-l10n-ja

mozilla-acroread をインストールしようとしたが失敗.さてどうすれば良い?

IMEの変更

im-switch コマンドで行うこと(参考ページ).

# im-switch -s uim-systray
# im-switch -l

設定ファイル集


リンク集


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