namazu-dev(ring)
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Re: KAKASI-2.3.1 released
- From: Kaz SHiMZ <kshimz@xxxxxxxxx>
- Date: Mon, 01 Nov 1999 11:04:00 +0900
清水@住友林業です。emx gcc のドキュメントに当たってみたところ、
[namazu-dev 730] と [namazu-dev 733] には妄言が多かったので、おわび
して、以下のように訂正させていただきます。
Sun, 31 Oct 1999 01:54:50 +0900 に、
Ryuji Abe <raeva@xxxxxxxxxxxx> さんは書きました ;
> libtoolのweb page (http://www.gnu.org/software/libtool/libtool.html)
> には、対応プラットフォームにOS/2 using EMX (*-*-os2*)がありましたが。
> #当然GNU binutilsを使っていますよね?それで何故ライブラリのsuffixが
> #.libでなければいけないのかなあ...
最終的な目標の一つに、OS/2 で動く Perl Module の作成があるため、
OS/2 用の Perl 5 の Binary Distribution が LINK386 にて作成されて
いることを考慮しないといけません。
で、LINK386 で作成されたプログラムから呼び出される dll は、LINK386
で作成されないとアカンので、ライブラリの suffix を .lib にしておく
必要があります。(LINK386 の仕様)
同様に、ライブラリは OS/2 Presentation Manager の固有の形式である、
OMF 形式になっている必要があります。(LINK386 の仕様)
-- ここまでは [namazu-dev 733] と同様ですが、以下が異なります --
ところが、emx gcc のユーティリティに、a.out 形式 → OMF 形式の変換
ツールもありました。これを用いると
hoge.a → hoge.exe / hoge.lib
hoge.o → hoge.obj
hoge → hoge.exe
といった変換ができます。これを使えば、個々のソースファイルから hoge.a
を作成するまでの間、特に OMF 形式を意識しなくても済むので(ふつうの
UNIX とほぼ同様の手順で済む)、
% gunzip -c kakasi-2.3.1.tar.gz | tar xvf -
% cd ./kakasi-2.3.1
% sh autoconf
% sh configure
% make
% make install
と標準的な手順でもって kakasi.exe 等を Install した後で、
% cd /usr/local/lib
% emxomf kakasi.a
とすれば、OMF 形式の kakasi.lib が作成されます。
というわけで、短期的には、
・最後の手動操作を文書に明記しておけばよい
わけですが、長期的には
・GNU libtool の OS/2 版の機能として、 link 時に
ar cru .libs/hogehoge.a (object files)
ar.exe s .libs/hogehoge.a
とやっているところを
ar cru .libs/hogehoge.a
ar.exe s .libs/hogehoge.a
emxomf .libs/hogehoge.a
にしてもらえれば、同時に hogehoge.lib が作成されて便利です。
話をもって行く先を検討します(誰が Maintainer なんやろ?)。
ではでは。
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住友林業株式会社 情報システム部 清水 和佳
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